Androidの設定に「通知のスヌーズを許可」って出てきたけど、これオンにするとどうなるの?
Androidスマホの通知設定を見ていると、「通知のスヌーズを許可」という項目が出てきて、意味がわからず戸惑った方も多いのではないでしょうか。
通知のスヌーズとは、受け取った通知を一時的に非表示にして、指定した時間が経つと再び表示してくれる機能です。目覚ましアラームのスヌーズと同じ発想で、「今は対応できないけど、後で忘れずに確認したい」通知に使えます。
本記事では通知のスヌーズの意味や設定・解除の手順に加えて、紛らわしい「サイレント通知」「拡張通知」との違いまでわかりやすく解説します。
通知のスヌーズとは
通知のスヌーズとは、Androidスマホで受け取った通知を一定時間だけ非表示にして、設定した時間が過ぎたら再度通知してくれる機能のことです。
「スヌーズ(snooze)」は英語で「居眠り」を意味する言葉で、朝のアラームで使われる「止めてもまた鳴る」機能と同じ考え方です。通知バージョンのスヌーズでは、今すぐ対応できない通知を15分〜2時間の範囲で「後から再通知」に設定できます。
この機能はAndroid 8.0(Oreo)から搭載されており、ほぼすべてのアプリの通知に対して使えます。アラームのスヌーズと違って、通知のスヌーズは自動では動作しません。届いた通知に対して自分で「スヌーズする」という操作をしたときだけ機能するため、勝手に通知が消えてしまうことはないので安心してください。
たとえば仕事中にLINEやメールの通知が届いたけれど、今は手が離せない。かといって通知を消してしまうと忘れてしまいそう。そんなときに通知をスヌーズしておけば、指定した時間に再び通知が表示されるため見逃しを防げます。
通知のスヌーズで選べる時間
スヌーズ時間はデフォルトで1時間に設定されていますが、以下の4つから選択可能です。
- 15分
- 30分
- 1時間(デフォルト)
- 2時間
ちょっとした休憩まで待ちたいなら15分や30分、午前中いっぱい集中したいなら1〜2時間と、状況に合わせて使い分けるのがおすすめです。なお、スヌーズは1回きりの再通知なので、もう一度スヌーズしたい場合はその都度操作が必要です。
通知のスヌーズを許可する設定方法【Android】
Androidでは、通知のスヌーズ機能はデフォルトでOFFになっていることが多いため、まずは機能を有効化する必要があります。
通知のスヌーズを有効にする手順
- 「設定」アプリを開く
- 「通知」をタップ
- 「通知のスヌーズを許可」をONに切り替える
機種やAndroidバージョンによっては、「通知のスヌーズを許可」が「詳細設定」の中に配置されている場合があります。Android 11以前の端末では「アプリと通知」の配下に位置していることもあるため、見つからない場合は設定画面の検索機能で「スヌーズ」と入力してみてください。
通知のスヌーズを実際に使う手順
スヌーズを有効化したら、届いた通知に対してスヌーズを設定できるようになります。
- 画面上部から下にスワイプして通知パネルを表示する
- スヌーズしたい通知を少しだけ左右にスライドする(勢いよくスワイプすると通知が消えてしまうので注意)
- 表示される時計アイコン(スヌーズアイコン)をタップ
- スヌーズ時間を選択(15分/30分/1時間/2時間)
- 数秒待つと通知が自動的に非表示になる
ここで注意したいのが、スヌーズ設定中に手動で通知を消してしまわないこと。自動的に非表示になる前に自分でスワイプして消すと、スヌーズが設定されないまま通知が消えてしまいます。スヌーズ時間を選択したら、そのまま数秒待ちましょう。
通知のスヌーズを解除する方法【Android】
「やっぱりスヌーズを取り消したい」「スヌーズ機能自体をOFFにしたい」という場合の対処法を紹介します。
個別の通知のスヌーズを取り消す
スヌーズを設定した直後であれば、通知パネルに「元に戻す」ボタンが数秒間表示されます。これをタップすれば、スヌーズ設定をキャンセルして通知を元の状態に戻せます。
「元に戻す」が消えてしまった場合は、スヌーズ設定済みの通知を個別に取り消す方法はありません。設定した時間が経過して再通知されるのを待つか、アプリを直接開いて内容を確認しましょう。スヌーズ中でも、アプリを開けば通知の元になった情報(メール本文やチャットメッセージなど)は確認できます。
通知のスヌーズ機能自体をOFFにする
スヌーズ機能を使わないと判断した場合は、有効化したときと逆の手順でOFFにできます。
「設定」→「通知」→「通知のスヌーズを許可」をOFFに切り替えるだけで完了です。OFFにすると、通知をスライドしてもスヌーズアイコンが表示されなくなります。
通知のスヌーズとサイレント通知の違い
Androidの通知設定には「スヌーズ」のほかに「サイレント通知」という用語もあり、混同しやすいです。この2つはまったく異なる機能なので、違いを整理しておきましょう。
| 項目 | 通知のスヌーズ | サイレント通知 |
|---|---|---|
| 機能の内容 | 通知を一時的に非表示にし、指定時間後に再通知する | 通知音やバイブを鳴らさずに、通知パネルにだけ表示する |
| 操作タイミング | 通知を受け取った後に手動で設定 | アプリごとに事前設定 |
| 通知の表示 | スヌーズ中は非表示になる | 常に通知パネルに表示される(音が鳴らないだけ) |
| 対象 | 個別の通知1件ずつ | アプリ単位(アクション単位も可) |
| 導入バージョン | Android 8.0(Oreo)〜 | Android 10〜 |
簡単に言えば、スヌーズは「後でまた教えて」、サイレント通知は「音は鳴らさなくていいけど表示はして」という使い方の違いです。
サイレント通知はAndroid 10から導入された機能で、アプリごと(さらにアプリが対応していれば機能ごと)に設定できます。たとえばLINEなら「メッセージ通知は通常」「友だちリクエストの通知はサイレント」といった使い分けが可能です。通知パネルでは通常通知とサイレント通知がセクション分けされて表示されるので、重要度に応じた管理がしやすくなります。
サイレント通知の設定方法は、通知パネルで対象の通知を長押しして「サイレント」を選ぶだけ。解除したい場合は同じ手順で「デフォルト(アラートを受け取る)」に戻せます。
「ステータスバーにサイレント通知を表示しない」とは
Androidの通知設定には「ステータスバーにサイレント通知を表示しない」という項目もあります。これはサイレント通知のアイコンを画面上部のステータスバーに表示するかどうかを選ぶ設定です。
ONにすると、サイレント通知がステータスバーに表示されなくなり、画面上部がすっきりします。ただし、通知パネルを開けばサイレント通知は確認できるので、完全に通知が消えるわけではありません。
ステータスバーのアイコンが多すぎて見づらいと感じている方は、この設定をONにしておくと便利です。ただし、重要な通知までサイレントに設定していると見逃す可能性があるため、業務連絡系のアプリはサイレントにしないのが無難でしょう。
通知のスヌーズと拡張通知の違い
もうひとつ紛らわしい用語が「拡張通知」です。Androidの通知設定画面で「通知のスヌーズ」のすぐ近くに表示されていることが多く、違いがわかりにくいですよね。
拡張通知とは
拡張通知とは、通知パネル上でアプリの操作や情報表示を拡張する機能です。たとえば、メールアプリの通知からそのまま返信ボタンを押せたり、音楽アプリの再生コントロール(再生/停止/スキップ)が通知パネルに表示されたりする機能が該当します。
この機能のおかげで、わざわざアプリを開かなくても通知パネルから直接操作を完結できるわけです。Gmailの通知から直接「アーカイブ」や「返信」ができるのも、拡張通知の恩恵によるものです。
拡張通知をOFFにすると、こうした通知上の追加操作や詳細表示が制限される場合があります。通常はONのままで問題ありませんが、通知パネルの情報量を減らしてシンプルにしたい場合はOFFにすることも可能です。設定場所は「設定」→「通知」→「全般」セクション内にある「拡張通知」の項目です。
| 項目 | 通知のスヌーズ | 拡張通知 |
|---|---|---|
| 機能の内容 | 通知を後から再通知する | 通知パネル上で操作や情報を拡張する |
| 具体例 | 1時間後にメール通知を再表示 | 通知から直接メールに返信、音楽の再生操作 |
| OFFにした場合 | スヌーズアイコンが表示されなくなる | 通知上の追加操作や詳細表示が制限される |
このように、スヌーズと拡張通知は役割がまったく異なります。スヌーズは「通知の表示タイミング」を管理する機能、拡張通知は「通知でできる操作の範囲」を管理する機能と理解しておけばOKです。
通知のスヌーズを活用するおすすめのシーン
通知のスヌーズはどんなシーンで使うと便利なのか、具体例を紹介します。
- 会議中にメールやチャットの通知が来たとき(1時間後に再通知)
- 電車の中でLINEが来たけど、降りてから返信したいとき(15〜30分後に再通知)
- 作業に集中したいけど、後で確認が必要な通知があるとき
- 買い物リストやリマインダー代わりに通知を残しておきたいとき
通知を消してしまうと「あとで対応しよう」と思っていたことを忘れてしまいがちですが、スヌーズなら時間になれば自動で思い出させてくれます。通知履歴機能と組み合わせれば、うっかり消してしまった通知も確認できるため、見逃しのリスクをさらに減らせます。
一方で、緊急性の高い通知にスヌーズを使うのはおすすめしません。スヌーズ中はその通知が完全に非表示になるため、急ぎの連絡を見逃す原因になりかねません。緊急度の低い通知に絞って活用するのがポイントです。
スヌーズ・サイレント通知・サイレントモードを上手に組み合わせると、「必要な通知だけ受け取りつつ、あとは後回し」という理想的な通知管理ができますよ。
通知のスヌーズに関するよくある質問
「通知のスヌーズを許可」はONにしたほうがいいですか?
ONにしておくのがおすすめです。ONにしても通知が勝手にスヌーズされるわけではなく、自分で操作したときだけスヌーズが使えるようになるだけです。使わなければ何も変わらないので、ONにしておいてデメリットはありません。
iPhoneにも通知のスヌーズ機能はありますか?
iPhoneのiOS標準機能には、Androidのような通知スヌーズ機能はありません。ただし、アプリによっては独自にスヌーズ的な機能を備えているものもあります。たとえばGmailアプリでは、メールをスヌーズして後から再通知させることが可能です。なお、iPhoneの「アラームのスヌーズ」は通知のスヌーズとは別の機能です。
LINEの通知もスヌーズできますか?
はい、Androidの通知スヌーズ機能はOS全体の機能なので、LINEを含むすべてのアプリの通知に対して使えます。ただし、LINEアプリ自体にスヌーズ機能が内蔵されているわけではなく、あくまでAndroid側の機能で通知をスヌーズする形になります。
サイレント通知が勝手に設定されるのはなぜですか?
一部のアプリでは、バックグラウンド動作中の通知などがデフォルトでサイレント通知に分類されることがあります。これはAndroid OS側の仕様で、常駐型の通知(音楽再生中やGPSの使用中など)は自動的にサイレント通知として扱われます。アプリの通知設定から「サイレント」を「デフォルト(アラート)」に変更すれば、通常の通知に戻せます。
「拡張通知」はオンとオフどちらがいいですか?
基本的にはONのままで問題ありません。ONにしておくと、通知パネルから直接メールへ返信したり、音楽の再生操作をしたりと、便利な機能が使えます。OFFにするメリットは通知パネルの表示がシンプルになる程度なので、特にこだわりがなければON推奨です。
通知のスヌーズとは?まとめ
通知のスヌーズについて解説しました。最後に要点を整理します。
- 通知のスヌーズとは、通知を一時的に非表示にして指定時間後に再通知する機能
- Android 8.0以降で利用可能。「設定」→「通知」→「通知のスヌーズを許可」でONにする
- スヌーズ時間は15分/30分/1時間/2時間から選択できる
- サイレント通知は「音を鳴らさない通知」、拡張通知は「通知上で操作を拡張する機能」でそれぞれ別物
- ONにしても勝手にスヌーズされることはないので、有効にしておいてデメリットはない
通知のスヌーズは、うまく使えば「大事な通知を見逃さない」と「作業に集中する」を両立できる便利な機能です。サイレント通知や拡張通知とは役割が異なるため、それぞれの特徴を理解して使い分けましょう。まだ使ったことがない方は、まず「通知のスヌーズを許可」をONにするところから試してみてください。






