「ブログはオワコンってよく聞くけど、今から始めても意味ないのかな…」
「ブログはオワコン」「もう稼げない」。SNSや検索結果でこんな言葉を目にして、始めるか迷っていませんか。すでに運営していて、続けるべきか手が止まっている方もいるはずです。
たしかにブログを取り巻く環境は、数年前よりずっと厳しくなりました。ただし結論から言えば、ブログはオワコンではなく「誰でも片手間に稼げた時代が終わった」だけです。やり方を間違えなければ、2026年でも十分に読まれ、収益化もできます。
本記事では、ブログがオワコンと言われる理由をデータで検証したうえで、生き残るブログと淘汰されるブログの違い、気になる雑記ブログの将来性、これから稼ぐための戦略までまとめました。
これからブログを始める方も、続けるか迷っている方も、判断の材料にしてください。
ブログがオワコンと言われる5つの理由
ブログが「オワコン」と言われるようになった背景には、以下の5つの理由があります。どれも実際に起きている変化です。
- Google検索で個人ブログが上位に出にくくなった
- AI検索・生成AIに検索流入を奪われ始めた
- 情報発信の主役がSNS・動画に移った
- 「稼げずにやめる人」が多く目立つ
- 量産記事・まとめサイトが淘汰された
Google検索で個人ブログが上位に出にくくなった
いちばん大きいのが、検索結果の変化です。数年前は個人ブログが上位を取れた検索でも、今は企業サイトや法人メディアが上位を占めるケースが増えました。
Googleは「専門性・権威性・信頼性」を重視する方向に、検索順位を決める仕組み(アルゴリズム)を更新し続けています。とくにお金や健康に関わるテーマでは、個人が書いた記事が評価されにくい傾向が強まりました。「個人ブログはもう終わりだ」と感じる人が増えたのも、この変化が背景にあります。
かつての「キーワードを詰めれば上がる」やり方が通用しなくなり、難易度が上がったことは間違いありません。
AI検索・生成AIに検索流入を奪われ始めた
2つ目は、生成AIの影響です。検索すると上部にAIが回答を要約して表示する機能(AIによる概要)が一般的になり、読者がリンクをクリックせずに答えを得られる場面が増えました。
「使い方を知りたい」「意味を調べたい」といった単純な疑問は、ChatGPTのようなAIに直接聞く人も増えています。これまでブログがアクセスを集めていたかんたんな疑問解決系の記事ほど、流入が減りやすい状況です。
AIに検索流入を奪われる。こうした変化を、多くの人が肌で感じ始めています。
情報発信の主役がSNS・動画に移った
情報を受け取る側の習慣も変わりました。何かを調べるとき、まずInstagramやYouTube、TikTokを開く人が増えています。
文字をじっくり読むより、短い動画や画像でサッと理解したい。そんなニーズの高まりで、発信の主役がブログからSNS・動画へと移ってきました。実績のあるブロガーが発信の場をSNSや動画に広げたことも、「ブログはもう古い」という印象を後押ししています。
「稼げずにやめる人」が多く目立つ
収益化できずに離脱する人は、非常に多いのが実情です。後ほどデータで示しますが、1年以内にやめる人が大半を占めます。
挫折した人の「もう稼げない」という発信が積み重なると、それを見た人が「やっぱりオワコンなんだ」と感じる。この連鎖がオワコン論を大きくしている面もあります。
量産記事・まとめサイトが淘汰された
かつては、他サイトの情報を寄せ集めた「まとめサイト」や、中身の薄い量産記事でもアクセスを集められました。しかし度重なるアルゴリズム更新で、こうしたサイトの多くが順位を大きく落としています。
「まとめサイト オワコン」と言われるのはこのためです。裏を返せば、中身の薄いブログが淘汰されただけとも言えます。ここが、次の章でオワコンではないと言える根拠につながります。
データで見る「ブログはオワコン」の真偽
感覚だけで「オワコン」と判断するのは危険です。ここでは、ブログをやめる人の割合や一般人の平均収入といったデータから、実態を確認します。
ブログをやめる人の割合はどれくらいか
ブログを始めた人の約9割が1年以内に更新をやめると言われています。正確な公的統計があるわけではありませんが、複数のブロガーによる調査でおおむね共通して語られる目安です。
よく引用される目安では、1年続くブログが約3割、2年で約1割、3年まで残るのはわずか数%ほど。スタート直後の数か月でやめる人がとくに多い傾向にあります。
逆に考えると、1年続けられた時点で上位3割。多くの人が勝手に脱落していくので、続けるだけでもライバルはどんどん減っていきます。
一般人のブログ収入の平均はどれくらいか
「ブログ収入 一般人 平均」が気になる方は多いはずです。アフィリエイトマーケティング協会の意識調査をもとにすると、収入の分布はおおよそ次のとおりです。
| ひと月のブログ収入 | 割合の目安 |
|---|---|
| 収入なし | 約38% |
| 1万円未満(収入なしを含む) | 約65% |
| 月3万円以上 | 1割前後 |
| 月100万円以上 | ごく一部(1〜2%程度) |
このとおり、約65%が月1万円も稼げていないのが現実です。「平均収入」という言葉でひとくくりにすると、月100万円以上を稼ぐ一部の人に引き上げられて実態がぼやけます。多くの一般人にとっては、まず月数千円〜1万円が最初の壁になります。
ブログで月1万・月5万を稼ぐのは難しいのか
データを見るかぎり、月1万円未満が約65%なので、月1万円を超えるだけで上位3割強に入る計算になります。月5万円ともなると、さらに限られた人だけの世界です。
つまり、月1万円も月5万円も「誰でも片手間で」というレベルではありません。ただし、続けられない人が大半である以上、正しい方向で継続できれば、それだけで到達できる現実的な目標でもあります。難しさの正体は「稼げない」ではなく「続かない」にあります。
それでもブログがオワコンではないと言える理由
環境が厳しくなったのは事実です。それでも「ブログ=オワコン」と切り捨てるのは早計です。今でもブログが有効だと言える理由を3つ挙げます。
一次情報・実体験はAIにも書けない
AIが得意なのは、すでにある情報を要約することです。逆に苦手なのが、あなた自身が体験して得た一次情報。実際に使ってみた感想、失敗談、現場でしか分からない細かなコツは、AIには書けません。
「実際に1年間使ってみた」「自分で申し込んでみたらこうだった」という記事は、検索する人にとっても、AIに代替されにくい価値を持ち続けます。むしろAIが一般論を量産する時代だからこそ、生身の体験談の希少価値は上がっています。
ロングテール・指名検索なら個人でも戦える
企業サイトが強いのは、検索数の多い王道キーワードです。一方で、検索数は少ないけれど悩みが具体的な「ロングテールキーワード」では、個人ブログでも上位を取れる余地が十分にあります。
ニッチな悩みを丁寧に解決する記事を積み重ねれば、検索に強いブログは作れます。さらに、あなたの名前やブログ名で直接検索される「指名検索」を獲得できれば、検索順位の変動にも揺さぶられにくくなります。
積み上げた記事が資産になる
SNSの投稿は、流れていけば数日で読まれなくなります。対してブログ記事は、一度書けば検索され続けるかぎり何年も読まれるのが強みです。
寝ている間も記事が働いてくれる感覚は、書けば残り続けるブログ(ストック型)ならではです。投稿が流れて消えていくSNS(フロー型)と組み合わせれば、収益の柱を分散できます。
- 体験や一次情報を盛り込んだ記事はAIに代替されにくい
- ロングテール・指名検索なら個人でも上位を狙える
- 記事は資産として積み上がり、収益の柱を分散できる
オワコンになるブログと生き残るブログの違い
同じ「ブログ」でも、これから淘汰されるものと、読まれ続けるものははっきり分かれます。両者の特徴を整理しました。
オワコン化しやすいブログの特徴
- 他サイトの情報を寄せ集めただけで独自性がない
- AIに丸投げした一般論ばかりで体験がない
- 検索数の多い王道キーワードで企業と正面衝突している
- 更新が止まりがちで情報が古い
共通するのは「読者がこのブログを読む理由がない」という点です。検索すれば似た情報がいくらでも出てくる内容では、AIにも企業サイトにも勝てません。
2026年も読まれるブログの特徴
- 実体験・一次情報で語れる独自性がある
- 読者の悩みを具体的に解決している
- ニッチな分野で第一人者の立ち位置を取っている
- SNSや指名検索でファンがついている
「ブログそのもの」がオワコンなのではなく、中身のないブログが淘汰されているだけです。読む理由のあるブログは、これからも強く残ります。
雑記ブログと特化ブログ、オワコンなのはどっち?
雑記ブログがオワコンかどうかも、気になるところでしょう。さまざまなテーマを書く雑記ブログと、1つの分野を深掘りする特化ブログでは、収益化の観点で立ち位置が異なります。
| 項目 | 雑記ブログ | 特化ブログ |
|---|---|---|
| 始めやすさ | 書くテーマに困らず続けやすい | ネタ切れしやすく難度が高い |
| SEOの強さ | 専門性が分散し評価されにくい | 専門性が高く評価されやすい |
| 収益化 | やや不利 | 有利 |
| 向いている人 | 趣味・気軽に発信したい人 | 本気で稼ぎたい人 |
正直に言えば、本気で収益を狙うなら特化ブログのほうが有利です。テーマを絞るほど専門性が伝わり、検索でも評価されやすくなります。
ただし、雑記ブログがオワコンというわけではありません。続けやすさは雑記の大きな武器です。まず雑記で書く習慣をつけ、アクセスが集まったテーマを軸に特化へ寄せていくのは王道の進め方。趣味として楽しむなら、雑記ブログのままでも何も問題ありません。
「何を書くか決められない」なら雑記でスタートしてOK。書きながら自分の得意ジャンルを見つけて、あとから絞り込んでいきましょう。
2026年からブログで稼ぐための5つの戦略
環境が変わった今、これからブログで稼ぐには戦い方を合わせる必要があります。押さえておきたい戦略は次の5つです。
- 稼ぎやすいジャンルを選ぶ
- 体験・一次情報で独自性を出す
- SNSと掛け合わせて流入経路を分散する
- AIを執筆の相棒として使いこなす
- 半年〜1年は無収入の前提で続ける
稼ぎやすいジャンルを選ぶ
ブログの収益は、ジャンル選びで大きく変わります。広告単価の高いジャンルや、読者が「お金を払ってでも解決したい」悩みを抱えるジャンルは稼ぎやすい傾向にあります。
ただし、稼げるジャンルは企業も狙うため競争も激しめ。自分の体験や得意分野と重なるところを選ぶと、独自性で差をつけやすくなります。
体験・一次情報で独自性を出す
これがもっとも大事なポイントです。実際に使った、行った、試したという一次情報こそ、AIにも他サイトにも真似できない武器になります。
写真や具体的な数字、失敗した話まで載せると、記事の信頼性は一気に高まります。「どこかで読んだ一般論」から抜け出すことが、生き残るブログへの第一歩です。
SNSと掛け合わせて流入経路を分散する
検索だけに頼ると、アルゴリズム変動で流入が一気に減るリスクがあります。XやInstagramなどのSNSからもブログへ人を呼び込めるようにしておくと、検索の波に左右されにくくなります。
SNSで興味を持ってもらい、詳しい解説はブログで読んでもらう。SNSとブログは奪い合う関係ではなく、補い合う関係です。
AIを執筆の相棒として使いこなす
AIを脅威と捉えるか、武器と捉えるかで結果は変わります。構成案づくり、リサーチの下調べ、文章のチェックなど、AIに任せられる作業は任せて、空いた時間を体験や取材に回すのが賢いやり方です。
大切なのは、AIに丸投げしないこと。あくまで下書きや効率化の道具として使い、独自性のある部分は自分の言葉で書きましょう。
半年〜1年は無収入の前提で続ける
ブログは、始めてすぐに稼げるものではありません。記事が検索に評価されるまでには数か月かかるのが普通で、最初の半年は収入ゼロも珍しくありません。
ここで多くの人がやめてしまいます。だからこそ、無収入の期間を織り込んで続けられる人だけが結果を出せます。続けること自体が、いちばんの差別化になります。
ブログ以外の選択肢|SNS・note・YouTubeとの比較
「ブログに代わるもの」を探している方のために、ほかの発信手段とも比べておきます。それぞれ得意なことが違うため、特徴を知っておくと選びやすくなります。
| 手段 | 主な稼ぎ方 | 強み | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ブログ | 広告・アフィリエイト | 記事が資産になり検索から集客できる | 文章でじっくり伝えたい人 |
| SNS(X・Instagram) | PR案件・自社商品 | 拡散力があり初速が出やすい | 短い発信で交流したい人 |
| note | 有料記事・サポート | すぐ始められ販売しやすい | 有料コンテンツを売りたい人 |
| YouTube | 広告・案件 | 動画の情報量と単価が高い | 話す・動画が得意な人 |
「ブログとインスタはどちらが稼げる?」とよく聞かれますが、優劣ではなく相性の問題です。拡散はSNS、ストック型の集客はブログと、役割が違います。
noteは初期費用ゼロで有料記事を売りやすい反面、独自ドメインのような資産は育ちにくい面があります。結局のところ、どれか1つに絞るより、ブログを軸にSNSを掛け合わせるのが、もっとも現実的で強い戦い方です。
ブログのオワコン説に関するよくある質問
ブログで月5万円稼ぐのは難しいですか?
かんたんではありません。各種調査では月3万円以上を稼ぐ人は1割前後とされ、月5万円はさらに限られた人だけの世界です。
ただし、稼げない最大の理由は実力不足より「続かないこと」にあります。正しい方向で1年以上継続できれば、十分に狙える目標です。
ブログをやめる人の割合は?
始めた人の約9割が1年以内に更新をやめると言われています。1年続くのは約3割、3年まで残るのは数%ほどという調査もあります。逆に言えば、続けるだけでライバルは勝手に減っていきます。
ブログで月5万円稼ぐには何記事必要ですか?
記事数だけで決まるものではなく、ジャンルや1記事あたりの質、検索順位によって大きく変わります。目安として語られることが多いのは100記事前後ですが、数で勝負するより、読者の悩みを的確に解決する記事を積み上げるほうが近道です。
雑記ブログはオワコンですか?
オワコンではありません。ただし収益化の面では、テーマを絞った特化ブログのほうが有利です。まず雑記で書く習慣をつけ、アクセスの集まったテーマを軸に特化へ寄せていく進め方がおすすめ。趣味として楽しむなら雑記のままでも問題ありません。
ブログとインスタはどちらが稼げますか?
どちらが上というより、役割が違います。インスタは拡散力があり初速が出やすく、ブログは記事が資産になり検索から長く集客できます。片方に絞るより、ブログを軸にインスタで拡散する組み合わせが、もっとも安定して稼ぎやすい形です。
まとめ:ブログはオワコンではなく「淘汰の時代」に入っただけ
ブログがオワコンと言われる背景には、検索結果の変化、AIの台頭、SNSへの移行など、無視できない事実があります。誰でも片手間に稼げた時代が終わったのは、間違いありません。
それでも、体験や一次情報で勝負できるブログ、読者の悩みを具体的に解決するブログは、これからも読まれ続けます。淘汰されているのは中身の薄いブログだけです。
大切なのは、「みんながやめていく中で、正しい方向に続けること」。多くの人が早い段階で脱落する世界だからこそ、続けるだけで上位に入れます。SNSやAIを敵に回さず、味方につけながら、自分だけの価値を積み上げていきましょう。
「オワコンらしいからやめておこう」ではなく、戦い方をアップデートして挑戦してみてください。





